お客様事例 - 株式会社カネカ

連続乾燥設備のパラメーター調整をAIで自動化

年間100トンの増産効果を実現

AI プラットフォームとしてDataiku を採用し、ドメイン知識を持つ現場人材の高度データ活用人材への育成とあわせて、プラント従業員の現場戦力を活用したAI による工場自動化の具体的な取り組みを進めています。

その取り組みの1 つが、樹脂プラントにおける連続乾燥設備の最適運転です。

KANEKA Story

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年間100tもの増産効果を実現

必要な蒸気量も下がり、1日20回あった警報がゼロに。

乾燥設備の運転のためのパラメータをAIで自動制御の事例では、温度設定値に基づく予測値を使い、逆解析。目標に沿った運転条件を自動算出し、運転に適用。これにより、属人による設定作業を自動化しました。

この仕組みを導入した効果、結果的に蒸気量が減ってコストが大きく下がったほか、オペレーターが設定を確認しなくてはならないような警報が鳴ることがなくなり、大きな工数削減につながりました。

KANEKA Flow (do not use for any other cases)
Kaneka cost structure

現場の人材がAIプラットフォームを利用

自ら課題を解決していく

取り組みをPoC で終わらせず、現場 業務に実際に適用するために、AI プラットフォームを導入し、 AI をアプリケーション化して現場の制御システムと連携す るまでの期間と開発費を短縮することが必要と考えました。

そして、従業員自らが使え、かつ開発したAI モデルをアプ リケーションとしてデプロイし運用できるプラットフォーム として、Dataiku を採用しました。